首都圏発北アルプス行き 《平成28年11月上旬》 |
一時期、重点的に撮りためようと意識していた「名山の旅」作品。
最近はちょっぴり撮影頻度も低下気味ですが、条件が合えば狙いたい気持ちは依然持ち続けています。 さて、今回は日本を代表する名山で、国内第三位の標高を誇る穂高連峰です。 言わずと知れた北アルプスの盟主であり、河童橋と共に、一大観光地の上高地のシンボルでもあります。 その最高峰は奥穂高岳、標高3190m。 麓一の大都市、松本からは前山に隠れて望めませんが、塩尻の郊外まで来ると、平地からでもその威容が顔を見せ始めます。 今回は旅の帰りの寄り道程度。 もう少し早い時間ならば、廃止になって久しい東塩尻駅跡を再訪問したいと考えていたのですが、谷間に射し込む日差しはあと数分・・・ それではと、霞はかかっているものの雲のかかりそうな心配はない初冠雪の穂高連峰へと、対象を瞬時に切り替えることにしました。 逆光で線路付近も早い時間に日が陰る条件。 狙いは初めから日没前後と定め準備開始。 ここの区間は案外列車本数が多くはないのですね。 数本撮ることが出来た内の、直感では念のため切った程度のあまりやる気を込めていなかった一枚。 平板になり易い超望遠画像、通常より多少大胆な編集で仕上げてみることにしました。 山並みのグラデーションとほのかに感じ取れる冠雪の名山。 原画では稜線の山小屋、穂高岳山荘が夕日を浴びて光り輝いているのが確認できます。 |